トヨタホームがミサワホームの株式51%を取得して、連結子会社にするとの発表がありました。
この記事を読まれて、トヨタホームってそんなに大きな会社だったっけ、と思った方も多いかと思います。私もその内の一人です。

興味を持って調べてみると、
ミサワホームは業界8位、一部上場、売上3,993億円 、社員数 9,184人
トヨタホームは業界12位、未上場、売上1,671億円、社員数 3,260人
どう見ても、ミサワホームの方が規模は大きいと思われます。

以前、ミサワホームの経営が行き詰り、産業再生機構入りした時に、支援をしたのがトヨタ自動車であり、トヨタホームになります。その際に、トヨタホームはミサワホームの株式を28%所有したわけです。

ミサワホームはトヨタのお陰か、自力があったからなのか、順調に立ち直り、大手ハウスメーカーの一角を占めていたのに、何となくですが、残念な話ですね。
トヨタからすれば、立ち直ってくれた今が、子会社にするには一番良いチャンスだったのかもしれませんね。あくまでも想像です。
現段階では、ミサワホームの名前も、上場も廃止せず、このままの体制を維持するとの事ですが、住宅専門で大きくなった老舗企業の名前は、いずれ無くなってしまうのでしょうか?

調べて見ると、ハウスメーカーは大企業の子会社や、一部門が多いですね。
セキスイハイム=積水化学
ヘーベルハウス=旭化成
パナホーム=パナソニック
三井ホーム=三井不動産
トヨタホーム=トヨタ自動車
資本が余程大きな会社でないと、住産業に関わっていき続けるのは、難しい時代になってきているのかもしれません。毎年の着工件数は右肩下がりですから、少なくなっているお施主様の取り合いは、より一層厳しくなると想定されています。

S×Lのように、ヤマダ電機の冠がついた メーカーもありますね。これから先は、このような業界再編の動きが、もっとハッキリしてくるものと想定されます。
住宅専門の企業には、是非とも頑張ってもらいたいものです。

ちなみに、パナホームはパナソニックの完全子会社化と、上場廃止が決定したそうです。
業界再編の波は、想ったより早いかもしれません。