日本経済新聞に、ダイワハウスさんの記事が掲載されておりました。

ダイワハウスは、賃貸住宅など30都府県で建設した160棟で、防火や遮音などに関する国土交通相の認定した仕様に適合していなかったと発表したそうです。このうち10棟については耐火性に問題があるとして10月中に工事で是正。残りの棟も2年以内に改修する。改修費用は10億円を想定しているとの事。

国交省は、原因を究明し再発防止策をまとめて提出するようダイワハウスに指示。160棟のうち11棟で建築基準法違反を確認、残りの149棟も自治体を通じて調べていると発表した。

こういう事って、施工ミス(施工する方の認識不足?施工マニュアルの不備?)なのか?
それとも、会社も判っていて、そのように施工させていたのか?工事監督の判断なのか、その上長の判断なのか?
それとも、施工店がマニュアルを無視して、少しずつ材料を節約して儲けようとしていたのか?どちらにしても、詳細な調査と報告が待たれます。

弊社が、軽量鉄骨のハウスメーカーを、あまり積極的には薦めていないこともあり、ダイワハウスさんのお施主様はいらっしゃらないので、今の所、対岸の火事のような状態です。

以前、石膏ボードの貼り方が基準に達していない等の問題があり、一部メーカーや工務店が改修した事もありましたが、この場合は、マニュアルや認識の仕方にも問題があるのかなとは思っていたのですが、旭化成建材の杭工事偽装問題以降、経費削減の為に材料費を削るという、悪質と取られかねない例が出てきているような気がします。
今回の件も、指定された高性能石膏ボードを、通常の石膏ボードにしていたわけですから、やっぱり悪質と言わざるを得ないですよね。

以前、熊本地震での、ダイワハウスさんの記事も掲載しましたが、上記のような記事が出ると、一事が万事と思ってしまいます。
特段、ダイワハウスさんが嫌いで、集中して記事を掲載している訳ではないので、次回は、良い記事を掲載させていただけるよう、期待をしたいと思っております。