今回のZEH公募に関しては、弊社のお施主様も二次と五次・六次に申請をしておりました。(どちらもハウスメーカー経由です。)幸いにも二次での申請は採択されましたが、五・六次の申請に関しましては、不採択となってしまいました。

エネルギー削減率の公表は控えますが、以前の採択数値から比較しても、だいぶ良い数値だったので、残念でなりません。
自分でもあまりに納得がいかなかったので、色々調べてみましたら下記の数値が判明しました。

申請件数 一次 2,095 採択 1,584
            二次 1,462        1,406
            三次 1,695        1,425
            四次 1,996        1,471
      五・六次 2,745           470

キッチリ正確な数字ではないとは思いますが、五次・六次では、50%以上の数値でも不採択の方が多いようで、採択されている方は56%前後の方がいらっしゃるようです。
一次・二次のボーダーが30%前後、三次・四次が35%で採択されている方がおりますので、この採択の配分も何とか出来なかったのかなと思ってしまいます。

採択されている方の単純合計は、6,356になります。もちろん申請額の違いもあるでしょうから、一概にプラスしてもちゃんとした数字にはならないのでしょうが、6,356を六次までの6で割れば、約1,000件ずつになります。
単純ですが、これなら五次・六次のような、不公平感満載の結果にはならなかったような気がします。
繰り返しになってしまいますが、前回の投稿にも書いたように、『資金に余裕のある方が、一気に消費エネルギーをマイナスにできる高額設備を導入し、資金に余裕のない方が頑張ってゼロエネルギーハウスを建てようとしても公募からもれてしまい、助成金が得られないならば、ゼロエネルギーハウスを止めて、その分安く建てようという気持ちになるのも充分理解ができます。
でも、そうなってしまっては本末顛倒な話で、日本の建物を全てゼロエネルギーハウス基準にしたいという事であれば、少ない予算の額もそうですが、仕組みもきちんとしなければいけないのではないかと感じています。』

あと、補正予算発表のタイミングも微妙すぎますね。
五次・六次申込の締切に近い時期の発表で、五次・六次申込の方に期待を持たせ、決められていた1月中旬の建物完成期日に向けて、施工会社も施主も走り続けているわけですから、今更不採択だからと言って、七次の募集まで待っていられずZEHを諦めて着工する方も多いかと思います。
弊社のお施主様も、その一人です。

これで補正予算分が七次、八次、九次と公募されて、30%前後で採択されたら、大騒ぎになりそうですね。
あまり大袈裟な話とも思えないのですが、どう思われますか?