ZEHとは、ゼロエネルギー住宅の略称です。
皆様はゼロエネルギー住宅と聞いて、何を想像されますか? 太陽光発電が屋根に設置されている家でしょうか? 光熱費のかからない住宅でしょうか?
考え方としてはどちらも正解になります。そして、そのゼロエネルギー住宅には、基準になる数値があり、基準値を超える住宅には、建築費に補助金を出そうというのが国の考え方です。
今年度の補助金額は125万円、申請期間は年度で第1回〜第6回まであるのですが、各期間は短くて、6回目でも9月の初旬には申込みを締め切ってしまいます。
それ故に、その期間を目指してZEHの申請が集中する為、軽くパニックになるハウスメーカーや設計事務所が多くなります。
申請にあたってゼロエネルギーの根拠を示さなければならないので、工務店さんの中では、ZEHに対応はしていません。と前置きしている所も結構あります。
そういう私共も、お施主様の要望をかなえるべく、ハウスメーカーさんと、ZEHの申請に取り組んでおります。
この補助金申請は基準値を超えれば必ず認可されるものではありません。すなわち、先着順ではありません。基準値を超えていても、数値が低い案件の30%弱程度は、不認可になっているようです。
ちなみに、基準値とは一次消費エネルギーの削減率だったり、間取り作成に伴う、壁の面積や屋根の面積、基礎の面積、窓の大きさ等全てが関連してくる、外皮計算値を算出しなければいけません。(これでも、だいぶアバウトに表現しています。)
そういった統計は、流石にハウスメーカーさんは情報収拾量が多くて、非常に助かります。
本日も、ハウスメーカーの担当者と、どうすれば◯◯%数値が上がる、などと打合せをしておる次第です。どんなに、住宅業界の経験が長くても、お施主様の要望をかなえるべく、日々行動と勉強の毎日です。